神の知恵を求める

「あなたがたの中で知恵に欠けている人があれば、神に求めなさい。そうすれば、与えられます。神は、とがめもせず惜しみなくすべての人に与えてくださる方です。」(ヤコブの手紙第1章5節)

 ヤコブが言っている「知恵」とは、単なる知識ではなく、困難な状況の中で賢明な判断をする能力のことだ。その知恵が必要なときはいつでも、神に祈り求めることができ、神は惜しげなく必要とするものを与えてくださる。クリスチャンは、何かの拍子に答えに出くわすことを期待しながら暗中模索する必要はない。神の知恵によって、正しい選択をするための導きを祈り求めることができるのだ。

 私たちが必要とする知恵には、3つの特徴がある。

(1)実践的である。神からの知恵は、最もつらいときでも生活に関連し、苦しみや試みからかけ離れた知恵ではない。試みを克服するための手段になるのだ。知識のある人は深い見識を持っているが、知恵のある人は、その深い見識を行動に結びつける。

(2)神から与えられる知恵である。神の知恵は常識を超越する。常識では、苦しみから喜びを見出すようには導かれない。この知恵は、神を敬う心から始まり、神の示す方向へと私たちを導き、善悪を判断する能力をもたらしてくれる。

(3)人をキリストに似た者にする。神に知恵を求めることは、究極的にはキリストに似た者とされることを求めることだ。聖書はキリストを神の知恵と同一視している。

(BIBLE Naviより)

私は知恵の欠けた者です。神さま、どうか私に極限状況の中でも心を神さまに向けさせてください。暗中模索することはないのです。神さまの知恵によって、正しい選択をするための導きを祈り求め、すべての思いを神さまに委ねて、御言葉に耳を傾け、恵みのお取り扱いをいただく者とさせてください。