良いいちじくと悪いいちじく

主は私に言われた。「エレミヤよ、何が見えるか。」私は言った。「いちじくです。良いいちじくは上等ですが、悪いほうは傷んでいて食べられません。」(エレミヤ書第24章3節)

新鮮なよく熟れたいちじくは、バビロン捕囚の民を表した。これは彼ら自身が良かったからではなく、彼らの心が神に向けられるからである。悪いいちじくは、ユダにとどまった者とエジプトへと逃げた者を指す。神は、捕虜となっている期間を、捕囚の民を洗練するために用いられた。私たちは、生活がうまく進んでいるときは恵まれていて、苦しむときはのろわれていると考えるかもしれない。しかし苦しみは、それが私たちを強くしてくれるならば恵みであり、繁栄は、それが私たちを神から遠ざけるのであればのろいなのである。問題に直面するときは、神のために強く成長できるよう、神に助けを求めよう。成功しているときは、その成功を神のために用いることができるよう、神に祈ろう。(BIBLEnaviより覚書)